電気学会全国大会講演要旨
3-061
SCTPにおけるプライマリパスのハンドオーバのための提案
◎光家弘城・劉 シン壮・趙 悦(広島工業大学)
SCTPは,TCPやUDPと同じトランスポート層プロトコルである。SCTPは,1つのアソシエーション内で複数のIPアドレスを扱うことができるマルチホーム機能を持つ.マルチホーム環境でSCTPを利用する場合に,データの送受信に使用するIPアドレスの中からプライマリパスと呼ばれる通信経路を選出し,それ以外の通信経路をオルタネイティブパスと呼ばれるバックアップのための通信経路とする.プライマリパスのハンドオーバが行われる条件となっているのは,P.M.R (Path.Max.Retrans)と呼ばれるError Counterの閾値のみで,5回連続してパケットがロスした場合のみしか,ハンドオーバを行えない.本稿では,ハンドオーバを行うための指標の1つとしてRTT(Round Trip Time)を使用することを提案する.RTTの計測は,SCTPがパケット再送時に,複数のパスにパケット再送を行えることを利用して行う.