電気学会全国大会講演要旨
3-050
レーザを用いたラインスキャナ型降雪粒子立体形状計測プローブの開発
◎近藤泰典・津田紀生(愛知工業大学)・民田晴也(名古屋大学)
降雪粒子は雪、みぞれ等といった様々な粒子形状を持つ。また、湿雪・乾雪といった含水率が異なる状態を持つため、理論計算にはこの粒子形状と温度・含水量による誘電率のモデル構築が必要となり降雪粒子マイクロ波散乱特性は理論的・観測的に解決されていない。レーダ降水強度推定技術の精度向上を目標にした校正機器として、粒子形状及び粒径分布を計測可能なレーザラインスキャナを開発してきた。レーダによる降雪観測の精度向上のため、本年度は粒子立体形状と落下速度を計測可能なレーザラインスキャナの試作を行っている。