電気学会全国大会講演要旨
3-049
住宅におけるガス流量用途分解手法の高精度化
○近藤修平・上野 剛・篠原靖志(電力中央研究所)
家庭における最適なエネルギーの使い方の探索,熱源機器の選択などを行うには,電気のみでなくガスについても厨房,給湯,暖房等の用途毎の最終需要の把握が必要である。しかし,一般住宅におけるガスの計測は困難であるため,過去の研究においても計測事例は少ない。そこで,我々は,主幹ガスメータに簡便に設置でき,配管切断等が不要な非侵襲型ガス流量計測装置(1) を用いた,用途別のガス需要の推定手法(ガス用途分解手法)を検討している。我々が用いるガス流量計測装置は,ガスメータ内部を磁気的に読み取るもので,最小計測単位は,ガスメータの計量室体積(代表的なガスメータでは, 0.9 〜 1.7L/rev.)となる。従来の光学読取り式の最小計測単位10L (2) に比べ高い精度で,メータ表示部を隠すことなく,簡便に自動読み取りが可能である。今回この測定器を用いて、ガス器具が複数同時使用された場合の分解精度の高精度化手法を提案する。さらに,長期間に亘る一般世帯での用途別ガス需要計測調査に基づいて,その精度検証を行った結果について述べる。