電気学会全国大会講演要旨
2-121
パルス電流で着磁された残留磁気の測定とサージ電流計測への応用
◎若浦 大・南谷 保・山田外史(金沢大学)
落電対策に雷電流の特性を把握することが重要である。そのため雷電流に曝されたマグネタイトを含む岩石の残留磁気を測定し,雷電流の挙動を把握することが考えられている。また,電気機器のサージ電流により生じる機器影響・故障の対策に電流の波高値の推定は必要である。そこで簡易な低残留磁気の計測装置による雷電流のような稀に生じるサージ電流の波高値の推定法を提案する。本報告では,パルス電流を印加したマグネタイトを含む低透磁率磁性体の残留磁気と電流の波高値の関係について検討したので報告する。