電気学会全国大会講演要旨
2-116
磁気センサを用いた非破壊材質評価
○槌田雄二・工藤祐樹・榎園正人(大分大学)
本稿では,電磁気的手法を用いて非破壊的な鉄鋼材の材質評価システムを開発し,その実用化に対する検討を行った。我々はこれまでの研究によって,炭素鋼の焼入れ領域では磁気特性が変化し,その変化は焼入れ深さや焼入れ度合いに依存するということを明らかにし,交流を用いた磁気特性の測定では,用いる周波数成分によって得られる情報が異なり,機械的特性と相関があることを示した