電気学会全国大会講演要旨
2-115
熱圧締過程による磁性破砕粒子複合材料内部の粒子配向に関する検討
◎大久保秀輝・三浦健司・長田 洋・関野 登(岩手大学)・小林正彦・木口 実(森林総研)・大友祐晋(エア・ウォーター・エコロッカ)
電波吸収体への応用を前提として熱圧締によって作製したプラスチックとフェライト磁性粉を原料とする複合材料の透磁率を、熱圧締方向を考慮して評価し、成形時における粒子配向の可能性について検討した。その際、三次元ボロノイセルと実際に用いた磁性破砕粒子を軸比に着目して形状比較を行い、形状モデルとしての妥当性を確認した後、非球形性粒子が配向した場合の圧締、面内各方向の反磁界係数と比透磁率を計算により求め、実測結果と比較した。