電気学会全国大会講演要旨
2-110
錯化剤を添加したDES浴から作製したFe-Ni電析膜
◎白石洸太郎・秋吉俊貴・東 圭太・渡邊佳正・柳井武志・中野正基・福永博俊(長崎大学)
常温イオン液体は室温で液体の塩であり,①水溶液よりも広い電位窓,②低い蒸気圧,③安価,④低毒性,などの工業的応用面で多くの長所を有している。本研究で着目したDES(Deep Eutectic Solvents) は常温イオン液体の一種である。我々はこれまでに,DESを電解溶媒とするめっき浴から作製した軟磁性膜の表面形態や磁気特性,電流効率などを報告してきた。DESを電解溶媒としためっき膜では,膜質や膜特性の改善を目的とした錯化剤や表面平滑剤の検討は十分なされていない。本稿では,錯化剤としてフェナントロリンを加えためっき浴からFe-Ni膜の作製を検討した。その結果,表面平滑性の改善と保磁力の低減にフェナントロリンが有効で有ることが分かった。