電気学会全国大会講演要旨
2-093
連続巻鉄心の内径と鉄損の関係および巻線への組立による歪みが鉄損に与える影響
○田中孝治・田中 剛・川上正剛・下村好亮(ダイヘン)
現在、柱上変圧器には、ラップコアの巻鉄心が多く使用されている。ラップコアは、磁束がラップ部を渡るときに損失が発生するのに対して、連続巻鉄心はラップすることなく連続していることから、鉄心特性の向上が期待される。 本研究では、連続巻鉄心を用いた変圧器を設計するにあたり、製造上のストレスによる特性変動把握のため、連続巻鉄心の内径と鉄損の関係、および巻線への組立作業が鉄損に与える影響について、評価・検討を行ったので報告する。