電気学会全国大会講演要旨
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静電誘導サイリスタを用いたナノ秒パルス電源のエネルギー特性評価
◎小林昌太・森 裕朗・高橋克幸・高木浩一(岩手大学)・丹下正次(日本ガイシ)
ナノ秒パルス放電は,高効率でのオゾンの生成やNOx除去に寄与する化学的活性種生成が可能なプラズマ生成法である。ナノ秒パルス電源の一つとして,静電誘導サイリスタ(Static Induction Thyristor : SI-Thy)を用いた誘導性エネルギー蓄積型電源装置がある。SI-Thyは電流,電圧の耐性値が高く,スイッチング速度が高速であるため,短パルス電圧発生素子に適している。そこで本実験では,SI-Thy電源回路における負荷特性について調べ,本電源の性能を評価した。パルス電源のMOS-FETのオン時間(充電時間)を1.5,3.0,4.5sとし,負荷端に接続した負荷抵抗値を0.1〜44kΩの間で変化させて負荷特性を評価した結果,エネルギー転送効率は,負荷抵抗3kΩ付近で最大値45%となった。