電気学会全国大会講演要旨
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高磁場トカマク合体加熱実験TS-Uと高出力中性粒子ビーム装置の開発
◎木村 心・川浪雅史・石田俊介・中井颯馬・田辺博士・小野 靖(東京大学)
東京大学では磁気リコネクションによるプラズマ加熱エネルギーと磁場の二乗との比例則を見出し0.5Tの高磁場での合体を行うべく新装置の開発を進めている。高磁場による合体プラズマの生成に成功した暁にはNBIによる加熱により高βプラズマの維持を行えるか検証する。本講演では建設中の新装置の紹介と伴に、高磁場プラズマに照射するためのNBIの高出力化の計画についても発表する。高磁場については各コイルに接続するコンデンサを100kJ、16kVと高エネルギー化すると伴にコイル配置を再考する事によって実現する。NBIはワッシャーガンを用いて高密度を実現し、ホール効果を利用し高速化することにより高出力化を図る。