電気学会全国大会講演要旨
1-041
FPGAを用いたファイバブラッググレーティングの反射波長測定システムの検討
◎山口達也・篠田之孝(日本大学)
近年,社会基盤構造物である橋梁やトンネル等の経年劣化による疲労,稼働構造物である船舶や航空機等の運用時に発生する損傷への安全対策として構造ヘルスモニタリングの研究が行われている.本研究の目的は光学式のセンサであるファイバブラッググレーティング(FBG)を用いた構造ヘルスモニタリングシステムの構築である.本文はFBGの反射波長測定システムに高速な信号処理が可能なFPGAを組み込み,光源の掃引周波数を20kHzとして,複数のFBGの反射波長を50μs毎に測定を行った実験結果の報告である.