電気学会全国大会講演要旨
1-016
時空間有限積分法におけるサブグリッド構成の最適化に関する検討
◎坂田優樹・美舩 健・松尾哲司(京都大学)
電磁界解析手法として広く用いられるFDTD法では、Yee格子を局所的に細分化するサブグリッド法を適用すると,メイングリッドとサブグリッドとの接続部において非物理的な反射が発生し,解析精度が低下する。そこで格子を柔軟に構成できる有限積分法において、時空間格子でサブグリッド法を用いた電磁界解析手法が提案されている。本研究では,平面波電磁界の性質から時空間有限積分法における格子構成の最適化を行った。その結果として、2次元電磁界解析において、サブグリッド境界で発生する非物理的な反射を低減させることに成功した。