電気学会全国大会講演要旨
1-009
ホール素子変位センサを用いた磁気浮上システムの開発:電磁石磁束密度による計測距離変動の検討
◎安里健太郎・照屋孔明(沖縄工業高等専門学校)
教育用磁気浮上システムの開発において,先行研究では,ホール素子変位センサの利用を検討してきた.本研究では,さらに,磁気浮上制御時においても正確に浮上体の距離を計測できるように,電磁石磁束密度による計測距離の変動について検討を行った.その結果,電磁石電流の各ホール素子出力電圧に及ぼす影響には,線形関係があることがわかった.よって,その関係式に基づいて,制御則にしたがって計算されて操作量(電磁石電流)により各ホール素子の出力電圧を修正することで,浮上体の正しい距離計測が行えることがわかった.