電気学会全国大会講演要旨
6-251
デジタルグリッドルータの制御方式の違いによる電力動揺の比較・評価
松浦晃祐・林 航平・加藤良亮・◎澤井貴文・田岡久雄(福井大学)・阿部力也(東京大学)
デジタルグリッド(DG: Digital Grid)は既存の送配電線を用いて、変電所や配電盤の遮断器を多端子型非同期電力変換装置であるデジタルグリッドルータ(DGR: Digital Grid Router)で置き換える次世代電力系統である。本論文では、動作時の過電流抑制のため、DGR制御手法において、電流を一定のバンド幅内で制御するヒステリシス制御と、これまで用いられてきたPWM制御を電力動揺の観点から比較し、評価を行った。その結果、ヒステリシス制御によるDGRの方が、電力の変動が少ない。また、電力の変動が少ない分、過渡状態におけるDGRの応答性の良さにも寄与していることが確認できた。以上のことから、PWM制御よりヒステリシス制御の方が過電流を抑制できる。