電気学会全国大会講演要旨
6-250
自励式HVDCによるDFIGを用いた洋上風力発電システムの安定化制御に関する検討
◎上野 愛・呉 国紅・石川和己(東北学院大学)
洋上風力発電は,再生可能エネルギー発電の中でも賦存量が多く,風速が安定で大規模化も可能といった利点があり,今後の再生可能エネルギーの導入にあたり, 中長期的な導入が進んでいくと言われている。しかし,系統連系において出力に不確実性のある風力電力およびそれに伴う電圧変動による影響を考慮しなければならない。本研究では, 近年広く使用されているDFIG を複数適用した大容量のウィンドファームを想定し,送電系統に自励式コンバータVSCをベースとしたHVDCを用いて構築し,陸上の電力系統へ安定に送電するための安定化制御手法の提案とシミュレーションによる基礎的な検討を行った。