電気学会全国大会講演要旨
6-241
配電系統における太陽光発電出力状態に応じたLDC整定値の動的変更の検討
◎田村一紘・原 亮一・北 裕幸(北海道大学)・神谷英志・石橋一成・渡辺慶一(東京電力)
近年,環境問題等を背景に太陽光発電(以下PV)の導入が進んでいる。しかし,PVの発電出力は天候に依存しており,配電系統への大量導入に伴い電圧逸脱問題を発生させる可能性が懸念されている。従来,配電系統の電圧制御には負荷時タップ切り替え変圧器(以下 LRT)が使用されてきたが,PVの大量連系に伴い複雑化するであろう電圧プロファイルに対応可能な,新しい電圧管理手法を検討しておくことが重要であろう。 このような背景から著者らは,PV出力がLRTの制御に使用されるパラメータの最適性に与える影響を評価し,PV出力が変化すると,最適なLDC整定値も変化しうることを検証してきた。そこで本稿では,PV出力状態に応じてLDC整定値を動的に変更する手法を提案するとともに,その有効性をシミュレーションにより検証する。