電気学会全国大会講演要旨
6-234
太陽光発電が連系した配電系統におけるSVR設置効果の評価
○土屋和利・古川健太・片山陽平(日立製作所)・志岐仁史・河原克樹・田中俊生(九州電力)
比較的日射量の多い九州地域では太陽光発電の配電系統への連系が急速に進んでいる。配電系統に太陽光発電(PV:Photovoltaic)が大量に連系すると,PVの出力変動に伴う秒単位の電圧変動や逆潮流による適正範囲(101±6V)からの電圧逸脱が懸念される。そこで,PVが連系した配電系統に,タップによる離散的な電圧制御が可能な高圧自動電圧調整器(SVR: Step Voltage Regulator)を複数台設置し,SVRが電圧を適正範囲に維持する効果について実証試験用の事前解析シミュレータを用いて評価した。