電気学会全国大会講演要旨
6-186
低圧連系のPVから見たのぞき込みインピーダンスの推定手法
◎猪瀬 大・七原俊也(東北大学)
近年,地球温暖化等の環境問題対策を背景として,太陽光発電(PV)を代表とする再生可能エネルギーの導入が進んでいる。PVは出力が不安定であるため系統連系する際に連系点での電圧が変動し,電力品質に影響を及ぼす恐れがある。この電圧変動の制御手法の開発が必要であるが,そのためにはのぞき込みインピーダンスを把握することが必要である。本論文では,電力系統の連系点から見たのぞき込みインピーダンスの回帰分析,スペクトル解析による推定手法を提案し,中部地方にあるPV30地点におけるデータを用いてのぞき込みインピーダンス値の推定を行ったため,その結果について報告する。