電気学会全国大会講演要旨
6-155
風力発電大量導入時の連系線ベース潮流変更による需給制御の検討
◎植松斐総・加藤政一(東京電機大学)・栄田真吾・尾上幸浩(中部電力)
電力システム改革では、電力広域的運営推進機関による電力会社の管轄地域を超えた需給調整機能の拡大を目指している。その中で、ある系統の調整力不足が生じた場合、連系線を介した他系統の調整力の活用が検討されている。 本研究では、風力発電が大量導入された系統で、調整力不足が生じた場合の対策として、連系線ベース潮流を変更し調整力を維持する手法を検討する。また、本手法を需給調整シミュレーションで検証し、連系線ベース潮流変更による需給調整の電力品質の評価を行う。