電気学会全国大会講演要旨
6-132
自立運転配電ネットワークの解析を目的とした新しい不平衡潮流計算法
◎石倉明典・斎藤浩海(東北大学)
筆者らは、大規模災害時に分散型電源や健全な配電ネットワークを活用し、配電系統を自立運転することで電力供給を維持することを考えている。本論文では、自立運転配電ネットワーク(IDN)の解析を目的とした不平衡潮流計算法を提案する。提案法では、単相の分散型電源のみから電力供給するIDNにおいて、不平衡潮流を平衡状態の潮流方程式と同様の形式で表現し、計算する。また、分散型電源の定電圧運転による電圧不平衡抑制効果を検討している。