電気学会全国大会講演要旨
6-127
PV・EV大量導入時における系統への影響と貢献の解析
◎楯 泰明・川崎章司・深見駿介(明治大学)
近年, 環境問題や資源問題, 省エネルギーへの関心が高まり, 太陽光発電 (PV) などの分散型電源や電気自動車 (EV) ・プラグインハイブリッド車 (PHEV) などの普及が拡大している。これに伴い, 電力の逆潮流やEV・PHEVの充電開始時間の集中による系統負荷の上昇や, それに伴う急峻な電圧降下などが生じてしまうことが考えられる。本稿ではEV・PHEV及びPVが配電系統に大量に普及した際に生じる影響について解析を行うと共に, 影響を緩和する方策を提案する。また, 実際の配電系統を模した解析モデルを用いてシミュレーションを行い, 提案方策についての効果を検証する。