電気学会全国大会講演要旨
6-119
XTAPにおける一次側漏れインダクタンス背後電圧型誘導機モデルについて検証と改良
◎楊 熙寧・坂本織江(上智大学)
近年の電力系統ではパワーエレクトロニクス機器が増加しており、スイッチングを含む系統の過渡現象の瞬時値解析へのニーズが高まっている。先行研究では、電圧急変時の解析精度の向上を目的として、電力系統瞬時値解析プログラムXTAPにおいて一次巻線漏れインダクタンス背後電圧型誘導機モデルを開発した。今回このモデルを改良し、過渡現象解析の例として誘導機の電源遮断について解析結果と実験結果との比較を行ったので本稿にて報告する。