電気学会全国大会講演要旨
6-117
XTAPにおける低速応型超電導発電機のGUIモデルの作成
◎一橋友介・坂本織江(上智大学)
現在日本では原子力発電所を停止し、電力需要の大部分を海外に燃料を依存する火力発電所によって賄っている。また、原子力発電に代わるエネルギーとして再生可能エネルギーの導入が注目されている。再生可能エネルギーは出力が変動し、大量導入する場合需給バランスの調整が課題になると考えられる。超電導発電機は現用機と比べ系統に対し安定度向上、効率向上、電圧で変動率の向上、進相運転領域拡大などの利点があり、現用機を超電導発電機に置き換えることで再生可能エネルギーの導入における問題を解決できる可能性がある。本稿では低速応型超電導発電機のGUIモデルを電力瞬時値解析プログラム(XTAP)で作成し、試解析を行った結果を報告する。