電気学会全国大会講演要旨
6-114
Y結線縮約法による縮約系統の構造に関する一考察
○山田誠司・駒見慎太郎(北陸電力)
通常,基幹系統の検討を実施する際は,154/66kV変電所の2次側程度まで短絡容量法で縮約を行い,定電流負荷や定インピーダンス負荷を接続して検討を行うことが多い。しかし,発電と負荷が混在した系統の場合,負荷の分岐点の位置および分岐点から負荷までのインピーダンスが重要となる。一般的に使われている縮約手法では,これらの値の決定方法について,必ずしも納得できる説明はされていないように思われる。 これに対し,著者らは発電機と負荷の位相を保存するという観点から「Y結線縮約法」を考案し,特に誘導機負荷を含む系統の解析に対して有効であることを示してきた。本稿では,従来手法との違いを明確にするため,Y結線縮約法を現在一般的に使用されている電中研Q法と比較し,両手法による縮約系統の構造の違いとそれが解析結果に及ぼす影響について考察する。