電気学会全国大会講演要旨
6-103
オンライン安定度演算データを利用した安定限界指標の推定手法に関する検討
○馬場孝幸・平神真也・永田充穂(中部電力)・高口雄介・橋本博幸・平田飛仙・大岡弘和(三菱電機)
オンライン演算型安定度維持装置(TSC)に用いているオンライン計測値と詳細安定度演算結果は、大量に保存されており、これを活用することで送電線潮流の安定限界までの裕度を安定限界指標として推定する手法について検討を実施した。本推定手法は、対象送電線の送電線潮流と詳細安定度演算にて求めた故障発生後の発電機最大位相角データおよび初期位相角データを用いて安定限界までの裕度を推定する手法である。ただ、現在のTSCでは、初期位相角データが保存されていないため、安定度シミュレーションにて妥当性を確認した。