電気学会全国大会講演要旨
6-098
デマンドレスポンスを導入した3社3市場における動的経済モデルの構築
◎河口康隆・長坂 研(東京農工大学)
2000年3月から電力小売の部分自由化が開始され、特定規模電気事業者の参入が始まった。それに伴い、地域電力会社の独占的支配がなくなり、市場ベースの競争が導入された。そのため、市場参加者・各種エージェントのインセンティブや経済行動を表現する新たなモデルが必要となってきた。また今後、ピーク時の電力消費を削減し、省エネルギーを実現しつつ電力消費を平滑化する仕組みである、デマンドレスポンスが導入され、電力需給調整に移行していくことが予想される。 本研究では、寡占市場における市場シェアを競う経済モデルとして知られているクールノー・ゲームに、デマンドレスポンスの一種である「時間帯別料金(TOU:Time of Use)」を導入し、時系列の存在しない静的モデルから動的モデルへの拡張を目指す。