電気学会全国大会講演要旨
6-079
日射変動のパターン分析-ある県における季節・地点による違い-
◎木村優斗(東北大学)・七原俊也(電力中央研究所)
太陽光発電は出力が大きく変動するとともに正確な予測が難しいため、電力系統の需給バランス維持が困難となる懸念もある。また住宅用にも多く設置されるため広域の多地点に分散して設置される特徴を有している。そのため、太陽光発電の出力変動が電力系統の需給バランス維持にどのような影響を及ぼすかについて評価を行うためには、多地点に分散して設置される太陽光発電の出力変動特性を正確に把握する必要がある。本稿では日射の長周期変動に着目し、宮城県内の3地点を対象にクラスター分析等を用いて日射変動のパターン分けを試みた。その結果、季節や地点による日射変動パターンの種類の違いや発生割合の違いを明らかにした。