電気学会全国大会講演要旨
6-077
領域気象予報モデルとカルマンフィルターによる日射強度予測
○小久保佳枝・劉 媛媛(岐阜大学)・嶋田 進(産業技術総合研究所)・吉野 純・小林智尚(岐阜大学)
太陽光発電発電量と密接に関係する日射強度を領域気象予報モデルWRFとカルマンフィルターにより予測し,その精度検証を行った.対象領域は中部地域および北陸地域とした.気象モデルWRFによる日射強度予測では日射強度を過大に評価する傾向が見られたが,カルマンフィルターを用いてこの傾向を補正することが出来た.翌日の日射強度予測結果は観測値に対して相関値が春季(2012年5月)には中部地域0.974,北陸地域0.970,冬季(2013年1月)では中部地域0.991,北陸地域0.953と高い精度を示した.これより本研究で用いたモデルの有用性が示された.