電気学会全国大会講演要旨
6-071
太陽光発電用パワーコンディショナの次数間高調波注入による単独運転検出機能の検証
◎柏原弘典・宇田怜史・羽田儀宏・西村荘治(日新電機)
太陽光発電の導入が急速に拡大し,電力系統の安定運用への影響が懸念されている。これに対し,当社は安定供給への課題に対応する太陽光発電用パワーコンディショナ(以下、PCS)の開発に取り組んでいる。この中で,当社独自の技術で多数の運用実績を持つ「次数間高調波注入方式」の単独運転検出機能をPCSに搭載する形で開発し,性能検証を実施した。その結果,高調波・電圧フリッカの発生が少なく,複数台連系でも相互干渉せずに単独運転検出することを確認したので本稿で報告する。