電気学会全国大会講演要旨
6-064
275/500 kV新形ガス絶縁タンク形避雷器の開発
齋藤弘樹・楫野宏樹・◎神野勝也・中村智貴・山口 誠・宮田秀樹(三菱電機)
これまでガス絶縁タンク形避雷器は、GISの縮小化・合理的配置への対応や、SF6使用量削減による環境への配慮などから小形化が指向されてきた。当社は、1996年に単位長さ当たりの動作開始電圧が400 V/mmの高抵抗素子を開発し、素子枚数の半減により容積を従来の避雷器比で40〜60%低減した66〜500 kV高抵抗避雷器を製品化し、これまで多くの納入実績を有している。更に2012年には、単位長さ当たりの動作開始電圧が600 V/mmの新素子を適用した66/77 kV新形ガス絶縁タンク形避雷器を開発・製品化した。今般、新素子を用いた275/500 kV新形避雷器を開発したので報告する。