電気学会全国大会講演要旨
6-058
FDTD法によるGIS部分放電電流の推定
棚橋大季・馬場吉弘・長岡直人(同志社大学)・○岡田直喜・大木秀人・竹内雅靖(日新電機)
本論文は、GIS機器監視に関するものである。 ガス絶縁開閉装置(GIS)は、導入後30年を経過する高経年機器が増加しており、これらの健全性を確認することは非常に重要である。このため、この健全性確認手法として様々な部分放電検出システムが提案されている。本論文では、試験用GISにより発生させた部分放電信号の実測結果と、試験用GISを模擬した解析モデルによるFDTD解析結果を比較し、FDTD解析によるGIS内部で発生している部分放電電荷量の推定の可能性について検討を行なっている。