電気学会全国大会講演要旨
7-135
油隙欠陥を含む絶縁紙-絶縁油複合絶縁系における部分放電特性の時間推移
◎岩下雄宇・栗原隆史・高橋俊裕・岡本達希(電力中央研究所)
これまでOFケーブルの絶縁劣化は緩やかに進行するものと考えられており,油中ガス分析で保守管理することが推奨されてきた。しかしながら,近年,経年OFケーブル線路における絶縁破壊事例が散見されており,油中ガス分析の更なる精度向上に加え,新たな劣化診断手法の確立が求められている。当所ではOFケーブル内部で発生した部分放電を電気的に検出する手法に着目し,OFケーブルの劣化診断技術の一つとして実用化に向けた各種研究に取組んでいる。 本研究では,油隙欠陥を含む絶縁紙-絶縁油複合絶縁系の油隙内部で部分放電を発生させ,275 kV OFケーブルの設計電界下で部分放電特性の時間推移を観察し、部分放電進展推移や部分放電特性の時間推移、絶縁破壊直前の様相等を明らかにした。