電気学会全国大会講演要旨
7-116
浮体式洋上風力発電用ダイナミックケーブルシステムの開発
◎谷之木良太・阿部和俊・東 大介(ジェイ・パワーシステムズ)・宇都宮智昭(京都大学)・佐藤 郁(戸田建設)・石田茂資・國分健太郎(海上技術安全研究所)
近年、地球温暖化への対策や再生可能エネルギーの固定価格買取制度の導入により、洋上風力発電への関心が高まっている。国内では、沿岸海域の水深が深いことから、浮体式洋上風力発電が注目されており、環境省の実証事業として我が国初となる浮体式洋上風力発電実証試験が実施されている。今回、本実証試験へ適用するため、比較的変位の大きい浮体式風車から陸地へ安定した送電を実現するダイナミックケーブルシステムを開発し、本実証試験へ導入した。本稿では、100kW小規模試験機による実証試験に向けた、ダイナミックケーブルシステムの開発に関して報告する。