電気学会全国大会講演要旨
7-084
波の花の泡立ちの特性
○黒川正明・松本隆宇(静岡大学)
冬季に日本海側で発生する波の花は、季節風により送電線やがいしに付着し故障の原因になる可能性がある。今回波の花の泡立ちについて検討をする。海水と泡の主要因である界面活性剤、褐藻類に含まれる多糖類、端脚類・藻類に含まれるアミノ酸の試薬品を使用して、導電率計を使用して導電度、ポリマーがいし試料上での後退接触角を拡散/収縮法を用いて測定を行った。波の花の場合とそれぞれ比較することにより、試薬品の濃度を決定する。出来た混合溶液と波の花の溶液を電動泡立て器により、撹拌した後、泡立ちの状態の目視による観察とディジタルカメラによる撮影により比較した。また、泡の高さの変化を時間を実験的に調査した。