電気学会全国大会講演要旨
7-072
地絡サージ解析での鉄塔モデル化に関する一検討
◎祝迫大輔・山本友麻・雨谷昭弘・長岡直人・馬場吉弘(同志社大学)
電力系統における故障の大半は線路地絡事故であり,そのほとんどが一線地絡事故である。発生する過電圧は系統の過度安定度に悪影響を与え,時には系統の崩壊に至ることもあることから,地絡サージ解析は電力系統の絶縁設計に際して極めて重要な課題であるといえる。これまで,地絡サージ解析では送電線のみを対象として,鉄塔を無視する場合が大半であり,鉄塔に留意した検討はなされていないと見受けられる。本稿ではEMTPシミュレーションを用いて,地絡サージ解析への鉄塔有無の影響について検討を行った。シミュレーション結果より,鉄塔有無により系統各部の過電圧は30〜40% 程度の差異が生じることが明らかとなった。