電気学会全国大会講演要旨
7-053
PSIMを用いた直列方式風力発電システムの制御特性の改善の検討
○松本輝雄・竜田藤男・西方正司(東京電機大学)
パワーエレクトロニクス用回路シミュレーターであるPSIMを用いて、風力発電システムのシミュレーションモデルを構築し、基本的な過渡応答についての検討を行ってきた。 シミュレーション手法の確立には、従来の数値シミュレーションや実験結果と比較検討を行い、その妥当性を検証する必要があるが、PSIMを用いたシミュレーション結果は、従来手法によるシミュレーションや実験結果とよく一致しており、本手法が有効であることを確認している。一方、直列方式複数台風力発電システムにおいて、制御系の構成によっては風速急変時に一時的に周速比の制御が乱れる現象及びその対策案が報告されている。この対策の効果を、PSIMにより詳細に検証した。