電気学会全国大会講演要旨
7-046
40kWPVシステムの出力低下診断
◎小島祥太・山中三四郎(名城大学)・西戸雄輝・小林 浩(トーエネック)
太陽光発電システムには現地の気象データを計測していない、あるいは計測しているデータに不具合のあるサイトも存在する。これまでに%電力量を用いたPVシステムの出力低下診断方法については報告されているが、前述したシステムでは標準発電量を推定するために必要なデータが得られないため、診断精度に問題が生じる可能性がある。 そこで筆者らは、計測された気象データに不具合のあるPVシステムの出力低下診断を、%電力量を用いて行う方法について検討を行った。この結果、気象台から公開されている気象データを用いた%電力量は、PVシステムの出力低下を診断するデータとして活用できる可能性のあることが分かった。