電気学会全国大会講演要旨
7-039
追尾ミラーを用いた太陽光発電システムのミラー駆動
◎山口祐良・胡 俊・谷内利明(東京理科大学)
近年、地球温暖化問題や化石燃料の枯渇により、次世代を担うエネルギーとして太陽光発電が注目されている。しかし、水力、原子力などの既存エネルギーに比べ発電コストが高いという大きな課題がある。この課題に対して先行研究では、追尾ミラーを用いた太陽光発電システムが提案されている。この提案システムでは、太陽電池セルより安価な反射ミラーを太陽に追尾させ、受光量を増加させることで発電コスト低下につながるというメリットがある。しかし、このシステムを有効に利用するための追尾システム駆動法が課題となっており、また気候変化に対する特性なども明らかにされていない。そこで、私は本研究では提案システムのモジュール構造や追尾ミラー駆動法を年間日射量でシミュレーション解析を行い、最終的に発電コスト低下のための最適なシステム駆動法を明らかにすることを目的とした。