電気学会全国大会講演要旨
7-038
タンデム型FPM実現のための太陽電池セル反射光特性の検討
◎西脇聡宏・谷内利明(東京理科大学)
太陽光発電は無線基地局の独立電源などに幅広く利用されている。独立型システムでは、設置面積当りの発電量を最大にすることが重要である。太陽エネルギーの効率的な利用を図るため、植物の葉のつき方(葉序)にならった3次元太陽光発電モジュール(FPM: Fibonacci Number Photovoltaic Module)が提案されている。このFPMにおいて各種太陽電池エネルギーをより利用するために太陽電池セルの光吸収特性に合わせて複数の種類の太陽電池セルを組み合わせて配置するタンデム型FPMが考えられる。本研究ではタンデム型FPMの実現に当たって、Si系各種太陽電池セルの反射光特性について測定した。球状Si太陽電池セルは、単結晶およびアモルファスSi太陽電池と異なる反射特性を持つことを明らかにした。