電気学会全国大会講演要旨
7-032
高回転数域における巻数変換型発電機の動特性
◎細江忠司・森田善保・中川晃二・雪田和人・後藤泰之・一柳勝宏(愛知工業大学)
これまでに巻数変換型発電機を開発してきた。本検討では,開発した巻数変換型発電機の特徴である幅広いパワーバンドを利用し,風車におけるカットアウト風速域における回転数の動特性を確認したので報告する。回転数が高回転数に達したとき,巻数を変換することで,トルクが増加し,回転数が減少していることを確認した。巻数を変換することにより回転トルクが変動し,巻数が多いほど高い回転トルクを必要とする。風車に与える風速が一定であれば,出力も一定であり,回転トルクが増加すれば,回転数が減少する。風車に巻数変換型発電機を利用することで,カットアウト風速域での回転数の制御を可能としたので報告する。