電気学会全国大会講演要旨
7-024
パルス電離支援型燃焼ガス駆動MHD発電機の印加磁束密度と発電出力の関係
◎阿部雄平・山崎洋介・出口直樹・高橋一匡・佐々木 徹・菊池崇志・阿蘇 司・原田信弘(長岡技術科学大学)
MHD発電機は燃焼ガスの持つ熱エネルギーから誘導起電力として電気エネルギーに直接変換する高効率な発電方式として期待されている.MHD発電機出力は作動流体の持つ導電率と流速,外部から印加される磁束密度によって決定される.燃焼ガスは低い導電率であるため,燃焼ガスに対してパルスパワー放電を行う電離支援を提案した.これまでに,パルス電離支援型燃焼ガス駆動MHD発電システムを構築し,電離支援のパルス幅が発電出力の向上と高効率化のための重要な要素であることが示唆された.本研究の目的は電磁石による高い磁束密度を用いて発電出力を向上させることで発電機出力と電離支援のパルス幅の関係を評価した.