電気学会全国大会講演要旨
7-014
反射損失を用いた鉛蓄電池状態検知の基礎検討
○井上秀樹(日立製作所)・原 享(新神戸電機)
鉛蓄電池の状態の把握は、その長い歴史にも関わらず困難である。従来、端子電圧や充放電電流、温度、内部抵抗等を用いた状態推定が行われていたが、今回新たな評価軸を見出すべく、高周波の反射損失に着目した実験的検討を行った。採用した方式は、蓄電池の電極のサイズと共振しうる周波数の高周波を端子より入力し、その反射を計測するものである。基礎実験の結果、反射損失の周波数推移は、新旧両電池で差がみられたほか、いくつかの周波数においてピークを有することが判明した。これらの情報を用いると、蓄電池の内部導体表面の抵抗値や、内部導体の長さに関する情報を推測できる可能性があると予想する。