電気学会全国大会講演要旨
3-018
ハードウェアモデルを用いたILD検出範囲に対する検討
◎中江佑太・大和田 賢・佐伯勝敏・関根好文(日本大学)
我々はパルス形ハードウェアニューロンモデルを用いた非同期のハードウェア実装モデルによる,2次元音源定位モデルのハードウェア化を目的に研究を行っている。本稿では,上下方向に音源が移動した際のILD検出モデルの,抑制性結合荷重値に対する検出範囲を,出力細胞体の数を左右23とした場合についてシミュレーションにより検討を行った。その結果,抑制性結合荷重値対を選択することにより,検出範囲に隙間が生じないよう結果が得られることを明らかにし,抑制性結合荷重値に対する特性を組み合わせることで適当な検出範囲を持つILD検出モデルを構築できることを明らかにしている。