電気学会全国大会講演要旨
3-097
地域冷暖房システムの冷温水搬送動力最小化方式
◎中野道樹・志賀靖子・石田隆張(日立製作所)
複数の熱供給プラントと複数の需要家を熱配管により接続し、効率よく熱媒体を搬送するためには、配管内の圧力・流量バランス、ポンプの電力消費特性、需要家の必要流量を考慮し、各熱供給プラントのポンプの回転数と、需要家の流量調整バルブの開度を決定する必要がある。本報告では、複数の地域冷暖房システムが熱配管により連結されたシステムを対象に、需要家が必要とする流量を満たし、熱媒体を供給するポンプの動力が最小となるポンプ回転数及び需要側の流量調整バルブ開度を算出する方式を提案する。また、提案方式の検証結果について報告する。