電気学会全国大会講演要旨
3-094
ALS患者のための脳波(ERP)を利用した目標刺激特定実験
○加納尚之(島根県立大学)
事象関連電位(ERP)を意思情報とすることにより、意思伝達能力を損なった筋萎縮性側索硬化症(ALS)患者であっても、意思伝達を可能にするための目標刺激特定実験を行った。高い正答率を得るには、患者に適した刺激を用いることが重要となる。本報告においては、「音声と文字による目標刺激特定実験」と、「項目と写真とイラストによる目標刺激特定実験」を行った結果、高い正答率を得たことについて報告する。