電気学会全国大会講演要旨
3-084
鉄道向け旅客流動シミュレータの開発
◎藤原正康・加藤 学・伏木 匠(日立製作所)
鉄道など公共交通機関は事前に検討された運行計画に従って運行する。この運行計画の立案や変更は鉄道の利用者である旅客に大きな影響を与えるため、旅客の流動を考慮する必要がある。輸送サービスの品質は均一であることが望ましいが、特に都市圏の通勤時間帯の列車運行においては、数分の出発時刻の差のみであるにも関わらず、列車の乗車率には大きなばらつきが報告されている。しかし、旅客流動の観測が難しいこともあり、乗車率のばらつきまでこれまで十分に評価されてこなかった。そこで筆者らは、列車運行にあわせた旅客流動を推定する旅客流動シミュレータを開発し、これを用いて乗車率のばらつきを緩和する手法を評価した。