電気学会全国大会講演要旨
3-081
固視微動撮像系と反復投影を用いた超解像
◎藤森真綱・安藤 繁(東京大学)
固視微動とは,凝視する際に人の目が行う微小運動であり,視覚系において重要な役割を果たしていると考えられている.この現象に着想を得た固視微動撮像系では,レンズの前に置いた振動鏡によって像を振動させることにより,受光素子周辺の光強度分布を時間方向に展開することができる.これを時間相関イメージセンサにより復調することで,周波数特性の異なる3種類の画像が同時に得られる.これらを用いてナイキスト周波数を超える周波数成分を1フレームの情報から復元できる.本稿では,この固視微動撮像系による超解像手法に反復逆投影法を導入し,理論の構築を行う.また,シミュレーションと実験により提案法の有効性を確認する.