電気学会全国大会講演要旨
3-055
上下線の平均旅行時間と需要率の関係を考慮した最適フィットネス式に対する一検討
◎李 少泽・望月 寛・高橋 聖・中村英夫(日本大学)
自動車の増加は交通量の増加を招き、随所における渋滞の発生が深刻となっている。昨今の幹線道路において交通流制御を行うには、系統的に信号制御を行うことは不可欠である。信号機を制御するパラメータはサイクル、スプリット、オフセットの3つがあり、オフセットは複数の信号機を系統的に制御する場合のパラメータで、信号機の制御のために重要な要素である。そこで、遺伝的アルゴリズム(Genetic Algorithm:以下GA)を用いた最適信号機オフセットの探索について検討してきた。本研究では、平均旅行時間(Average Travel Time:以下ATT)の短縮と、上り路線と下り路線の需要率の違いを考慮した、信号機オフセットの最適化に対して検討を行った。