電子情報通信学会ソサイエティ大会講演要旨
A-15-10
着目領域強調可能なヒストグラム平坦化
田中秀明・○田口 亮(東京都市大)
画像のコントラスト強調法においてヒストグラム平坦化が最もよく知られた方法である。ヒストグラム平坦化は画像の情報量を最大化する処理であり、処理対象画像に応じた階調値変換関数が導出されることから多くの画像に対して有効である。しかしながら、例えば、屋外画像等の階調値が高い背景が画面全体に対して大きな割合を占め、強調対象が占める面積が小さい場合などは、背景のみが不要に強調される一方で、強調対象のコントラストが低下してしまう。本稿では、画像中の強調したい領域(着目領域)が影領域となっていて、かつ、画像中に占める画像が小さい場合においても、その着目領域を強調し、またその強調度が可変であるような方法を提案する。この方法により、着目領域のコントラストが効果的に向上し、強調を必要としないその他の領域は原画像からほぼ不変であることを示す。