電子情報通信学会ソサイエティ大会講演要旨
B-7-23
パーフェクトシミュレーション高速化のための遷移先割り当てに関する一検討
◎永田尚志・井上 武・水谷后宏・間野 暢・明石 修(NTT)
 有限状態マルコフ連鎖からの正確なサンプリング技法は,解析的に解けない複雑な挙動を分析するために,非常に有効である.情報ネットワークも有限状態マルコフ連鎖として記述でき, 例えばモンテカルロシミュレーションによりシステムの挙動を理解できる.しかし,モンテカルロシミュレーションで正確なサンプルを得るには,無限のシミュレーションステップ数を要するが現実的ではない.有限ステップ数で正確なサンプルを実現したのが,パーフェクトシミュレーションである.
 パーフェクトシミュレーションは正確なサンプルを得られるが,計算時間が長くなってしまうことが課題である.本稿では, パーフェクトシミュレーションの状態遷移を決定する乱数と遷移先の任意性に着目し,サンプルまでのステップ数を短縮する手法を述べる.